サイケモンの日記

たのしいことあると嬉しいけど、なくても大丈夫。つらいのは無いのがいいな。

明日研究室をサボる ちょっとムリ期間に入ってしまった

ちょっと研究室に行くのが無理になってしまったので、明日の進捗報告会をサボることにする。

結果が出ていないから。教授の指示をこなせていないからというのが大きな割合を占める理由だけれど、精神的に無理期に入ったのが大きい。

 

今までなら、進捗が芳しくなくても、顔だけは出すようにして、その場で教授からの質問にも答えたり、お説教をふにゃふにゃ聞き流していた。休む時も必ず断りのメールを入れていた。でももうそれが出来ない。送った後のやり取りを想像すると、押しつぶされそうな気持がさらに募ってしまうことが目に見えているから。

 

今の研究テーマは、実質6月から始めたもの。

7月末が学会要旨の締め切りとのことで、土日も通ったり、2時、3時、4時、5時、6時まで研究したり、研究室に泊まったりして、何とか間に合わせようと必死だった。途中、眠れなくなったり、生理で体調とメンタルが急激に悪くなったりして3日連続で研究室に行けなかった。この生活がもうすぐ2か月になろうとする、7月の4連休の時点ではかなりメンタルが来ていたので、一回ちゃんと休まなきゃ無理だとおもって休みをとった。締め切りまで追い込みをかけて、要旨を書いて、としていたら、学会の締切が1カ月弱伸びるとのこと。そこでぷつっとなってしまった。もう無理だとなった。

 

体調不良で休む旨の時には、必ずどう体調が悪いのか聞かれる。生理って言えるかよ。いちいち動けないって言うのに病院に行かなきゃいけないのかよ。社会人で有給取得で理由聞くのはありえないよね。

 

休みの前に会議を組んで指示を与える。そして、休み明けに成果を求める。私はいつ休めばいいんでしょうか。学生に休みは無いのが当たり前?理系の、意識高い系の、アカデミックな人達はそういうけれど、おかしいでしょ。

 

連休でワクチンを打ったのだけれど、それで2日体調が悪かったと言ったら、「私にはそんなことは起こらなかった。個人差があるとはおもうけれど、何もできないなんてことはないだろう」と。私周りには38℃出た人もいますが? 有給取って会社休んだ人もいますが?

 

そして、「この2か月間で、あなた独自の結果というものはないので、進捗は0なんですよ。」と言ってくる。無理でしょ。2か月で、今まで全く初めての分野で、プログラミングつよつよでもない人間が、機械学習も研究として扱うのは初めてで、今まででこの分野に使われていない理論の背景を理解して、そしてそれを組み込んで、ハイパーパラメータもきれいに調整し終えた120個の分類器を作れるとでも???というか進捗0なんですか?いい結果出なかったら私の進捗はないんですか?じゃあ結果出したら修論書けるとしたら2か月で終了要件満たせるってことですか?

 

何回も何回も、ぎりぎりの締切の課題を与えられ、どうにかしてきた。今は修士2年だけれど、学部4年のころから、研究テーマをコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ変えさせられていた。大きくテーマは10個。学部生の時に8個。修士で2個。名目上は興味のあることをやっていいという研究室だったから、最初の方は自分の興味先行で調べていたものもあれば、研究室のテーマにかなりよせたものもある。でも、やってもやってもある程度積み重ねると、「そのテーマは荷が重すぎる」「なんかしっくりこない」「僕はそのテーマ興味ないから」と、実質、研究を進めることを止めるべきだと言われ続けた。それだったら、自由なテーマを選べるという触れ込みをしないでくれ。この研究室は、学生の自主性を重んじるという耳障りのいい言葉で学生を集めるべきじゃない。

 

前の研究テーマでは12月に学会も出ていたから、終了要件の学会参加も満たしたし、コース全体の進捗交流会でも発表をしたし、就活して順当に研究を積み重ね、修論書いて終了できると思っていた。

でも学会と進捗交流会が終わって一段落ついた2月に、「あなたにはこのテーマは向いていないから新しいテーマをやりませんか?」という話が出た。疑問形だけど、実質断ることはできないでしょう。「このテーマは向いてない」ってなに?なんでそんな抽象的な理由でやめさせるの?

その理由は分かっている。あるテーマの研究を担っている博士課程の学生と上手くいっていなくて、その博士課程の学生を追放しようとしているから。博士課程の学生を追放させた後に、この領域として波に乗っているテーマの知見が、研究室に残らなくなっていしまうから。そしてこの研究テーマは科研費の研究テーマだし、早く研究成果を出さなきゃいけないから。

 

そんな理由で、研究室でもっとも自我の弱そうな私に白羽の矢が立った。

博士課程の学生は留学生で、コロナがどうのこうのと理由をつけられ、国に帰った方がよいとまるめこまれ、博士課程3年目で研究から去ることになった。もう一人5~7年程在籍した留学生の博士課程の学生も、違う大学へ行かざるを得なくなり、この研究室には今現在一人も博士課程の人がいない。

その博士課程の学生は、いつも進捗で教授に怒られており、教授は、言葉が通じない、論理性が足りないとずっと言っていた。引継ぎの限り、そんなことはなさそうだけど、と学生のみからは思えた。