12月上旬に行ったベトナム北部旅行8泊9日の3日目の様子をまとめます。(2日目:バッチャン村、ハノイ旧市街の様子は以下にまとめています。)
ハノイからニンビンへ
スケジュール📝
Cozy Vietnam Travelの「(ハノイ朝発)→ニンビン→ハロン湾→(ハノイ夜着)」の1泊2日ツアーで、旅行3日目のツアー1日目はニンビンで過ごしました。ニンビンは世界遺産に登録されていて、1000年程前の首都であった古都ホアルーや、陸のハロン湾とも呼ばれる石灰質の景勝地を有する所です。スケジュールは以下です。
- 7:15 ハノイ旧市街を出発
- 9:30 ハナム(Ha Nam)省のどこかにある謎の竹繊維製品売り場で休憩
- 11:00~ ニンビンに到着、古都ホアルーを自転車で散策(ディン・ティエン・ホアン祠やホアルー周辺の町)
- 12:30~ 昼食
- 13:30~15:30 チャンアン川下り
- 16:00~ ムア洞窟の約500段の階段を上って夕陽を見る
- 17:30~ ニンビンのバンガローに移動、宿泊
バスに乗車🚌
Cozy Vietnam Travelの担当者の方が、2日前と前日にWhatsApp/Skypeでピックアップ時間と場所の予定を連絡してくれました。
当日朝は時間ぴったりにピックアップをしてくれました。ホテルまで添乗員さんが来てくれて、名前の確認をしたあと「ここはバスが入るには道が狭すぎるので、少しついてきて」と数分歩くとバスが見えて、乗り込みました。
全ての参加者をピックアップし終えるとバスは一杯に!ニンビンは、ハノイやハロン湾と比べるといく人が少ないと聞いていたものの、結構人気な場所なんですね。インド、スロベニア、韓国、等々沢山の国の方々が来ていて、これまでの私の人生で一番多国籍な空間となりました。
その後、バスはニンビンへ向かうため南下しはじめ、添乗員さんが1日のスケジュールを説明してくれました。そこで気づいたことですが、Cozy Vietnam Travelは色々な代理店やツアーサイトで参加者の予約を募っているようで、私たち以外は全員ニンビンからハノイへ帰るツアーの参加者のようでした。
そして、ちょっとしたトラブルが発覚🔍。添乗員さんには私達がニンビンで宿泊することは連携されていなかった&宿泊先はまだ予約されていいなかったようです。添乗員さんに予約したプランについて確認をしていただき、その後、当日泊まるバンガローの宿泊も取っていただけました。良かった~。
ニンビンもハロン湾も行きたい!という方には「ハノイ→ニンビン→ハロン湾→ハノイ」のツアーをおすすめしますが、あまりメジャーなツアーではないようなので、当日は添乗員さんにもう一度確認してみると安全だと思います。
謎の竹繊維製品売り場で休憩🐼
2時間ほどハノイから南下すると、ハナム省(Ha Nam)というところの竹繊維製品売り場に着きました。ここが休憩場所のようです。
部屋に通されて、テレビショッピングのような製品アピールの実演を見た後に、竹繊維やココナッツ繊維製品売り場を通りぬけました。Cozy Vietnam Travelには何かしらマージンが入っているのかな。多くの人達は何も買わずに外で待ってましたが、インド人の老夫婦が爆買いしてました。さすがすぎる。
ニンビン
古都ホアルーをサイクリング🚲
ハノイから4時間程でニンビンに到着!道中、大型車に子豚達が沢山乗っているのを観たり、なにかお城っぽい建物をみたりと飽きませんでした。
ニンビン到着後は、ママチャリっぽい自転車に乗って古都ホアルーをサイクリングします。この自転車は、バッチャン村でもみたのと同じ自転車で、ベトナムでは一強のようです。荷台部分にもクッションがついていて、ニケツにはもってこいの自転車ですね。
約1000年前の中国からの独立の後、現在のベトナム北部を支配した王朝であるディン朝が都をホアルーにおいたディン・ティエン・ホアンが祭られている祠があります。
ベトナムには仏教建築が沢山ありますが、そこで「お寺」と「パゴダ」を分けるのは、実在の人物を祀っているかいるかどうかとのことです。なので、ディン・ティエン・ホアン祠はお寺とのことです。
境内の中は色々綺麗な建物がありましたが、特に心が惹かれたの上の写真の陶芸で出来たものが埋め込まれた塀です。柄も色も美しかったです。
お寺を見た後は、境内を抜けてホアルーの町を自転車で走ります。のどかな街並みで、とても心地が良かったです。自転車に乗りながら撮った動画がこちらです。
自転車で進んでいくと道端に黒い豚がいました。初めて見たので新鮮でした。
お寺や街並みを1時間程ゆっくりサイクリングして、出発地点に戻ってきました。サイクリング最後にみたこの景色がかわいらしくてお気に入りです。
お昼ご飯はビュッフェ形式で、どれも美味しかったです。その中でも気に入ったのが、こちらのニンビン名物っぽいおかき。ポン菓子の甘くないバージョンのような食べ物でした。
チャンアン川下り🚣
古都ホアルーから車で10分程で、チャンアンの川下りの出発地点に着きました。チャンアン川は、景勝地であるだけでなく、キングコングのロケ地になったことでも有名です。(が、私は観たことが無いです。)
チャンアンの景色は陸のハロン湾といわれている通り、石灰質の土壌が長年の浸食により削られることで、その特徴的なぼこぼこっとした景色が出来ています。鍾乳洞もあり、川下りをしながら見ることが出来ました。
1時間ほどの川下りの間、船頭さんや同席した韓国から来た人とお話ししたりしていました。船頭さんの説明にはところどころ嘘というか間違いっぽいもの(「ニンビンの景色は噴火でできた」「あそこのお寺は6000年前のもの」とかとか)も含まれていましたが、とても優しくしてくれましたし、25Kd(=150円)程のチップをあげることが相場とのことだったのでお渡ししました。
ムア洞窟500段の階段🌄
チャンアンからまたそう遠くない所に、絶景を見下ろすムア洞窟というところがあります。洞窟と名前にあるのですのが、実際に行くのは洞窟の中ではなく500段程上った頂上です。
階段を上っていると、インド人の女の子と仲良くなったので一緒に登ることに。なぜかその子はめちゃくちゃ走りながら階段を駆け上るんですが、手を繋いでいるので強制的に私も走ることになりました。階段も急なので、まる3日程筋肉痛が辛かったです。
階段は途中で左右に分かれます。左に行くと一番高い頂上に着きますが、めちゃくちゃ観光客の人が集まるので、人混みが苦手な方は右を登った方が良いかもしれません。
頂上ではスロベニアから来た人とお喋りしながら過ごしました。そこでもう一人、別ツアーグループのスロベニア人と出会いました。スロベニアは人口200万人と、茨城や栃木や群馬それぞれの県民程の大きくはない国ということで、このベトナムのニンビンのムア洞窟の頂上で出会ったことにスロベニア人同士とてびっくりしていました。出会ったのはかっこいい雰囲気のお姉さんで、とても印象に残っています。スロベニアについても色々教えてもらったのでいつか行きたいです。
ムア洞窟近くには蓮畑もあり、見頃としては少し季節がズレていたようなのですが、ちらほら咲いていて綺麗でした。蓮はベトナムの国花なので、こちらをゆっくり見れなかったのは少し心残りです。
ニンビンのバンガローで一泊🏠
ムア洞窟で、ツアーを共にした皆と別れ、ツアー会社が手配してくれたタクシーで15分程でTam Coc Central Bungalowに着きました。Google Mapのリンクはこちらです↓
https://maps.app.goo.gl/MGN2PRUrXdZsYo1s5
バンガローは外も中も綺麗でしたし、シャワーのお湯も出るしお部屋は広いし、400Kd(2400円)分のヴァウチャーでビールを飲んだり煙草も吸えてとても良かったです。(他の宿泊客の人が「ここの料理はおいしくないよ」と耳打ちしてきたので、ごはんは頼まなかったので味はわかりませんが、少なくとも居心地はとても良いところでした。)
ビールを飲んでいると、ベトナム人の若い女性のスタッフの方が席に日本語で話しかけてくれました。少し前まで、3年間、技能実習生として日本に来ていたそうです。そこで色々お話をした後に、「どうして日本の社長は『オマエ』とか『アホ』とか言ってくるの?」と聞かれました。
私も本当にわかりません。どうしてこんな強い言葉を人に言える人間が一定数日本にいるのか分かりません。私も日本で働き続けることが今は難しくて休んでるし辞めようと思っている、と言って、「とにかく一緒に働きすぎずなるべく楽しくいようね」と言い合えたことがとても心に沁みています。
大して給料も高くない日本に少しでも興味を持ってくれて、日本に来てくれたのに、嫌いになられてしまうのは、本当に苦しいです。というか、そんな扱いをする人間が同じ国籍であることが辛いです。どうかどうか皆が辛くありませんように。
次の日の朝6:50にハロン湾に向かうときに、こちらのバンガローの方が軽食を持たせてくれました。前の日も夜遅くまで働いていたのに、そのベトナム人の方も朝から働いていて、本当にとても働き者な方でした。
3日目はこんな感じで過ごしました。ベトナムの古都ののんびりとした雰囲気と、そして色々な国の人と話せたこと、すべてがとても心に残った1日でした。4日目にはハロン湾に行きます。