サイケモンの日記

つらいのは少ないといいな。

立花孝志氏や百田尚樹氏の過激な言動に辟易する

 立花孝志の根拠の薄い誹謗中傷の的になった方で、急逝された方が二人いる。兵庫県議会の百条委員会の委員だった竹内英明さんと、元フリーアナウンサーで国民民主党の公認候補に内定していた高橋茉莉さん。二人も。こんなにも人を死に追いやる立花氏をのさばらせたままでよいのかと思っている人は沢山いると思う。私もその一人です。

 立花氏は竹内さんが「逮捕される予定だった」などとSNSで発信していましたが、兵庫県警はこれを否定しており、立花氏も後に発言が事実と異なっていたことを認め、謝罪はしているようです。でも、どう考えても、立花氏の人を死に追いやるような言動、そしてその取り巻きの行動は謝罪で済むような話ではないはずです。

元兵庫県議 辞職後も“SNS誹謗中傷” 死亡前に相談も…N党・立花氏は謝罪(2025年1月21日掲載)|日テレNEWS NNN

 高橋茉莉さんに対しても、立花氏は過去のラウンジ勤務や生活保護受給に関する情報を取り上げ、SNSYouTube上で過度に批判的な発言を行っていました。立花氏のほかに作家の百田尚樹氏は自身のYouTubeチャンネルで、高橋さんの釈明を揶揄するような発言をし、これが高橋さんへの誹謗中傷を助長したと考えられます。百田氏が高橋さんの動画を顔マネするような動画。文筆家や政治家のされる行動とは到底考えられません。立花氏やその他の人達のこのような行動は、個人の名誉やプライバシーを侵害していると考えられます。(批判というレベルをはるかに超えたことをしてしまっています。)

 本当に怖いのはそういった発言をする立花氏そして百田氏だけでなく、彼らの発言を支持する人もです。本来そこまで叩くべき人間ではない人間を叩くような、人の痛みが全く持って分からない人間が沢山いるように思えます、あまりにも自分の状況が辛いがために、他人は頑張っていないように見えるからかもしれません。

 優しさや良心というものが欠け、ストレス社会で業務に追われた半端に時間がある人間が、より弱い人間をたたくような社会に私は今生きているのかと思うと、本当に悲しいです。自民党キックバック関連で死んだ人っていませんよね...神経図太く、悪いことを悪いことだと分かってやっている人間にとっては、指摘されたら舌を出して反省したふりをしているだけでやっていける世の中なのかもしれません。

 本当に、信じられないような言動をする著名人や政治家が増えてきました。立花孝志氏は「YouTubeで話題を作ること」や「自身の影響力を拡大すること」が目的化しているように見えます。公党の代表でありながら、議会活動よりもネットでの炎上や誹謗中傷に力を入れ、事実の誇張や歪曲、あるいは明らかに誤った情報が含まれることが多々あり、政治家としての資質が問われます。百田尚樹氏のように、本来言葉を扱う仕事をしている人が、他者を攻撃するためにその力を使うのは残念なことです。言論の自由は大切ですが、それを「誹謗中傷の免罪符」にするのは間違っています。

 近年、日本の政治の世界では「目立てば勝ち」「過激な発言で支持を集める」といった風潮が強まっているように感じます。SNSの影響も大きく、煽動的な発言をする人がフォロワーを増やし、それがある種の権力になってしまっているのかもしれません。まともな議論ができる政治家(嘲笑や論破、多すぎる回答無し等は議論が出来ているとは言わないと思います。)や、誠実な言論人がもっと評価される社会になってほしいと強く思います。