守ってあげる問題
二股相手に、守ってあげたい、隣でずっとニコニコしていてほしい、と言われた。
おおお、ほんとにこれ言う男がこのご時世にいるんだと思った。
結婚して、家計を一つにして、男よりも女が金稼いでなにか困っていそうな時は助けてあげて、守ってあげるんだ…!
本当にそう思ってる男が令和の20代半ばにいるんだ…
結婚して社会的にプラスの面を受けられるのは男も一緒、むしろ男だろう。日本の社会においては、分かりやすく「ちゃんとしている」体で見てもらえる資格が、女の結婚相手を得ることで得られる。結構なコンプレックスも解決されるだろう。色々な問題が一気に一見落着だ。
本人はそれを、自分の魅力や努力で勝ち取ったと思うだろうが、結婚は結婚したその日に終わりなのではない。その後脈絡と続く結婚生活において、夫婦の相互努力で成り立つだろうに。何が、守ってあげる。だ。一方通行だ。
また、助けてあげる、ってなんだよ。
良いよなあ、「助けて?♥」って分かりやすく頼られて、助けてあげて、ヒーローの気持ちにしてもらえて。存在意義が感じられて。
「男はウジウジしては行けないと思っている。助けてなんて女々しくて言えない。」
そんな言葉で勝手に自分をがんじがらめにして、女には頼らない。女はじゃあどうやってわかりすく存在意義を感じたらいいんだ。
まあ、女々しいという言葉を使っている時点で、まあ男尊女卑の心が透けて見えますが、まあこの日本社会では普通に生きてればそういう思想に洗脳されるのも致し方あるまい。